快適生活をかなえるカンタン家事のコツ

快適生活をかなえるカンタン家事のコツ

生活の中で重要な炊事

わたしが家庭生活でいちばん重要視しているのが、炊事です。以前、知り合いの家庭で家政婦のようなことをしたのですが、そのときに痛感しました。その家のお母さんは、仕事が忙しいのもあり、子どもにあまり手作りのごはんを食べさせてあげていなかったようなのです。そのうちの娘さんは8歳でしたが、ほとんど家庭の味を知らずに育ってきていたのです。わたしが煮物を作ってあげたら、「お弁当屋さんの味と同じでおいしい」という感想を言われて、胸がしめつけられるようでした。煮物は、本当なら、お弁当屋さんで買うものではなく、お母さんが作るものであってほしいです。その日から、わたしはなるべくその子と一緒にキッチンに立つようにしました。そして、野菜の皮をむいたり、煮物のあくをとったりという作業を、毎日手伝ってもらっていました。その子も興味津々で、次は何をする?と進んで手伝ってくれました。今まで、お母さんと一緒にキッチンに立ち、料理をするという経験をしたこともなかったのでしょう。

彼女も、10年も立てば大人になり、早ければ結婚するかもしれません。そのときに、料理の経験もなく、手料理を食べた経験もないのでは、家庭はうまく守っていけないでしょう。おいしい料理は、家族の健康や団らんのために必要です。幸い彼女は、料理をすることがすきなようですし、後片付けも自分でやりたがりました。この調子でどんどん経験を積んで、料理上手な素敵な女性になってほしいと思いました。家政婦生活は一ヶ月ほどでしたが、その一ヶ月、なるべくわたしはたくさんのメニューを作り、いろいろな味を食べさせてあげたつもりです。また彼女は、朝ごはんが食べられなかったので、毎日炊きたてのごはんでオニギリを作ってあげました。子どもはオニギリが好きですから、毎朝大きなオニギリを二個食べてくれるようになりました。これと卵焼き、みそ汁、ウインナーで、ボリュームも満点の朝ごはんでした。